長距離顕微鏡は優れた光学性能から広く実験室や
生産現場で使用されています。

長距離顕微鏡が最も頻繁に使われるのは動力学や静力学的検査を行っている間の物質の
性質の反応をモニターしたり計測したりする分野です。
長距離顕微鏡やそれを組み込んだシステムは、テスト中のデータをリアルタイムで
取り出す目的に理想的な装置と言えます。
作業可能距離が長いので、サンプルの取扱いが楽ですし、高温体観察や磨かれていない
凹凸面の姿の詳細な観察に適しています。更に測定精度が高く倍率も変えられ性能を
組み合わせて、テスト中の物質の変遷を正確に解読できるよう、映像データ間の相関を
正確に関係づける事が出来ます。



 <画像事例>

観察物:電球フィラメント

機種:QM100

視野幅:1.2mm

作動距離:25cm

観察物:極細ボールペン先

機種:QM100

視野幅:1.5mm

作動距離:35cm
観察物:過労クラックを持つ金属組成の映像

機種:QM100

視野幅:1mm

作動距離:18cm
観察物:熱処理前のトナー
     (レーザープリンター)

機種:QM100

視野幅:1.2mm

作動距離:25cm

”微”という文字の一部。文字サイズ6pt


応用例

塗料中の金属測定
  某自動車会社はむらなく着色するために、塗装過程中に金属塗料の中の粒子を並べ
  る方法 を開発したいと希望していました。長距離顕微鏡に高速度カメラを付けて、
  環境の変化による塗装過程中の粒子の並びの変化の様子を観察しました。


スペースシャトルの振動保護
  スペースシャトルが初めて宇宙から帰還した時、激しい加熱から船体を保護するため
 に使われていたタイルは、変更する必要がある事が明白になりました。この問題を解決
  するためNASAの研究者たちは材料破壊の動力学を解決する必要があり、シミュレー
  ションした大気圏再突入時の条件下でのサンプルタイル面を、長距離顕微鏡を使って
  モニターし、問題を解決しました。


プラスチックの型込み
  要求されている寸法より大きな部品を型込みし、それを焼き付けし、使用通りに
  小さくする技術をプラスチックメーカーが開発しました。この時に直面した問題は、
  どれだけの時間、又何度の温度でその部品を焼き付けするかでした。
  部品が焼き付けされている間の収縮の様子を長距離顕微鏡を使えば直接モニターで
  きるので、旧来の測定顕微鏡で繰り返し炉から部品を取り出しては焼き付けし、パラ
 メータを記録していた過程を省略できました。


画像取得について

  得られた画像から各種の分析を行うには、画像解析ソフトが非常に便利です。
  それにはまず画像をPCに取り込む必要がありますが、長距離顕微鏡に接続されたCCD
  から出力可能な画像信号に応じた画像キャプチャボードを用意し、それをPCに組み込む
  必要があります。 画像キャプチャボードを選択するに当たっての条件はおおよそ以下
  のような事項が考えられます。


   a.リアルタイム(ビデオレート30fps)に画像を取得したい。
   b.できるだけ高解像度(例えば1024×1024など)の画像を得たい。
   (分析の目的にも依ります)
   c.画像を取得するタイミングをトリガー信号で行いたい。
   d.長時間連続で画像を取得したい。(例えば数分間)
   e.一定の時間間隔で画像を取得したい。

  これらのご希望条件によって、CCD、キャプチャボード、画像解析ソフトがそれぞれ異なって
  きます。詳細はご相談下さい。最適なシステムをご提案させていただきます。
 


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